中倉山に行ってきた記録です。
ルート詳細はこちらYAMAPでも
中倉山 / kohei210112さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
中倉山
栃木県日光市にある、足尾銅山近くにある標高1530m の山です。
あまり聞きなれないマイナーな山ですが、山頂は大展望で足尾銅山の公害の中を耐え抜いた「孤高のブナ」がある、となかなか興味深い情報が多かったので行ってみました。
登山口までのアクセス
銅親水公園に駐車場がありそこを起点とします。
駐車場は30台ほど止めることができます。
一応、銅親水公園入口までバスでアプローチすることもできるようです。
トイレは駐車場から橋を渡った公園にあります。
橋から見るも足尾砂防堰堤もダイナミックですごいです。
登山口へは、公園方面からは行けないので要注意。
登山ルート
前半1時間は200mUPの緩やかな登り、後半2時間が600mUPできつめの急な坂になります。往復5時間900mUPのコース。
登山口は駐車場方面から歩き出します。
かつては足尾銅山の公害でこの辺りはハゲ山だったそうですが、今では綺麗な川がながれていました。
植林の後
しばらくは林道歩きです。徐々に急になっていく
ここから急坂が始まる合図
森深い山道を一気に上がっていきます。マイナーな山だけあってほんとに人が少ない。
道は踏みならされていて、印もちゃんとありますが、GPS等ちゃんと準備しておいた方が良いと思います。
足場はやや滑りやすくなってました。下りが怖い
ぐんぐん高度を上げて、気づけばこんな景色
標高1500m近くの稜線まで出ると一気に景色がひらけます。
写真中央が孤高のブナ。断崖の斜面にぽつりとあります。力強さを感じる。
稜線を辿って沢入山方面も行くことができますが、今回は天気も怪しく時間もなかったので大人しく中倉山山頂を目指しました。
沢入山まで行って帰ってくると往復2時間程度です。稜線の道も綺麗そうですね。
山頂付近の空中散歩感がすごい。1500mの山とは思えない大展望です。
公害によってハゲ山になったが故の大展望と思うと複雑な気持ちですが、
また緑が戻りつつこの景色を見ると安心します。
ちなみに写真には収めることができなかったですが、崖下100mほどのところで熊の親子を目撃しました。
人気が少ないだけあって野生動物との距離も近く、熊鈴を持っておいた方が良いかと思います。
帰りは来た道を引き返して、往復5時間のコースは終了です。
周辺観光
銅親水公園周辺は足尾銅山の面影を感じられる観光地が多いです。
川沿いから見える工場群跡は雰囲気があります。
また、銅親水公園から車で15分ほどのところに温泉があります。
ただ、コロナ影響で営業時間を短縮しているようなので、時間にはご注意ください。
まとめ
日光エリアのマイナーな山な中倉山、急坂で登りごたえのある山ですが、山頂付近の大展望が魅力です。都心からも比較的近場でこれだけ展望が開ける稜線を歩けるのも珍しいおすすめの山です。