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20210828_29_常念岳 / kohei210112さんの常念岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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常念岳
長野県北アルプス南部に位置する日本100名山の1つです。
標高2857mで、安曇野市内からもそのピラミッド型の美しい山容が見られます。
森林限界を超える山頂からは360度の大パノラマが広がっており
ルートにもよりますが、最短でも登山口から往復10時間程度、1800m近い登りになるので日帰りではなかなか山頂までアプローチしにくく、途中の常念小屋か蝶ヶ岳方面から泊でいく経路が一般的かと思います。
難易度としては中級以上向けの登山になります。
登山口までのアクセス
最短ルートだと一ノ沢登山口、蝶ヶ岳方面から行くなら三股登山口からのアプローチになります。
一ノ沢の方が常念岳へはメジャーな入り口かと思いますが、駐車場は第一、第二駐車場含めて60台程度しかないので要注意です。
公共交通機関はないので、タクシーかマイカーの利用になります。
今回は一ノ沢に車を止めて、1白2日一ノ沢ピストンルートでアプローチしました。
登山ルート
一ノ沢ルートは全行程往復10時間、標高差1500mで、行き帰りを同じルートで進みます。1日目は常念小屋のテント場で1泊して、2日目に常念岳を登頂して下山しました。
1日目
1日目は常念小屋までを目指します。
登山口から常念小屋まではコースタイム5h30min、1000mUP
駐車場から一ノ沢登山口の入り口までは15~20min程度歩きます
これ以降は小屋までトイレが無いので済ましておきます。
登山道は川沿いに沿って進みます。
テント泊は荷物が重い...
ひたすら登り続け、徐々に森を抜けていきます。
3時間程度歩いたくらいでしょうか。いよいよ難所の胸突八丁が現れます。
川沿いから梯子で一気に高度を上げます。道も崖に沿って狭くなります。
川も細くなって、常念の尾根が近づいてきます。
給水スポットを超えると、川を離れ、ジグザグと尾根道を登ります。
傾斜は一向に緩くならないですが、水場から1時間ほど歩き続けると...
常念乗越に到着。一気に景色も広がります。
本日の目的地 常念小屋
出発が遅かったので案の定テント場は大混雑でした。
小谷の方に案内いただいて、枠外も拡張いただき助かりました。
この日は槍は曇って見えず。
ですが、夜は美しい星空が見えました。
明日素晴らしい景色が見えることを期待して就寝
2日目
起床。昨日は見えなかった槍ヶ岳も見え、最高の朝焼け
太陽が美しい。抜群の天気です。
朝日を横目に山頂を目指します。常念小屋から山頂まではおよそ1時間ほど。
テントに荷物を置いて軽装で山頂を目指せるのでありがたいです。
朝日に照らされた山が美しい
振り返っても景色がすごい
見事な雲海です
北アルプスの山々が雲一つなく見えます。
3000m近い標高でなかなか進むのが大変です。でも景色の素晴らしさが後押ししてくれます。
分岐が見えたらもう少し
そして...常念山頂!
大パノラマが広がってました。富士山まで見えます
蝶ヶ岳方面
360度どこまでも絶景が広がっていました。苦労して登ってきてよかったー
名残惜しくも来た道を戻り下山。
帰り道はひたすら下り道なのでだいぶ気が楽です。
とはいえ、帰りも4~5時間近くはかかるんですが...
胸突八丁など梯子や階段も多いので慌てず注意して下山します。
帰りに見かけたお猿さん
周辺観光
一泊二日の苦労を癒すなら、ほりでーゆ〜がおすすめ
下山後にご飯を食べるなら、長野ローカル中華チェーンのテンホウが美味しいです
まとめ
テントでの1泊2日で累計10時間、1800mUPのハードな道のりですが、抜群の展望が楽しめます。
中級者向けにはなりますが、常念小屋泊を選択すればもう少しハードルが下がるかもしれません。
とにかく景色が素晴らしいので、ぜひ頑張って登ってほしい山です。