7月にアメリカ・ヨセミテバレーでトレッキングをしてきました。
入国、サンフランシスコ観光については以下の記事でまとめています。
サマリ
ルート詳細はこちらYAMAPでも
2023-07-16 アメリカ Yosemite Falls Trails / kohei210112さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
ヨセミテバレー
ヨセミテバレーは、アメリカ合衆国カリフォルニア州のヨセミテ国立公園内の中心部にある渓谷です。サンフランシスコから東に約300kmの場所に位置しています。
いくつかのトレッキングルートの出発地になっていて、ビジターセンターや宿泊施設もあり、ヨセミテ国立公園の観光の中心地になっています。
ヨセミテ国立公園行ってみたいけどどこ行けばいいの?と迷ったらヨセミテバレーが候補になると思います。
ヨセミテバレーは数多くのトレッキングルートがありますが、代表的なルートとしては、以下の4つでしょうか
初級レベル(1~2時間程度)
- Mirror Lake
- Lower Yosemite Fall
中級〜レベル(5~6時間程度)
- Upper Yosemite Fall
- Vernal and Nevada Falls
今回は、Upper Yosemite Fallの途中までトレッキングをしてきました。
ヨセミテバレーまでのアクセス
ヨセミテバレーへのアクセスには3つポイントがあります。とくにハイシーズン(7〜8月)にかけては事前に情報収集しておかないと、行っても公園に入れないこともあるので要注意です。
1. ヨセミテバレーへの交通手段
ヨセミテバレーへは車かバスで訪れることになります。
サンフランシスコからだと車で片道4時間程度かかります。サンフランシスコから日帰りのバスツアーもありますが、現地滞在時間は4時間ほどのタイトなスケジュールになるのでトレッキングをガッツリすることを考えるとおすすめしません。
現地で数時間のトレッキングをすることを考えるとレンタカーで早朝アクセスするか、ヨセミテバレー公園内で宿泊しつつ数日滞在する、というのが主な選択肢になります。
また現地へ車でアクセスする際は、メンテナンス等で閉鎖しているケースもあるので、ヨセミテバレーの国立公園の公式サイトで周辺の道路情報を確認しておきましょう。
Entrance Feeは2023/7時点でPrivate Vehicleで35$ほど。
公共交通のアクセス案内はヨセミテ国立公園の以下ページから確認できます。
公園内は無料のシャトルバスやレンタサイクルなどもあるので、園内まで辿り着ければ、園内の移動は比較的容易です。
2. ヨセミテバレーの宿泊
ヨセミテバレー内の宿泊は早めの準備がおすすめです。
今回7月はほとんどの施設が予約いっぱいで、空いていても金額が高すぎたので、公園内での宿泊は選択肢なりませんでした。
ヨセミテバレーから30分ほど車で離れたエリアにもいくつかホテルがありましたが、そこも空きはなく...。7月はかなり競争率が高いようです。
結局、バレーから車で1時間ほど離れたMariposaのMiners Inn Motelで宿泊しました。
3. 渋滞
ヨセミテバレーの駐車場のキャパシティには限界があり、ハイシーズンだと朝9時頃には駐車場を閉鎖する場合があります。なるべく9時前には現地に到着するようにしましょう。
2023/7に滞在したときも国立公園に入場する際は凄まじい渋滞で、9時前に到着する想定で出発しましたが、結局ヨセミテバレー内に入れたのは9:30過ぎでした。
ヨセミテパークの閉鎖情報はyosemite national parkのfacebookアカウントで細かく発信しているのでチェックしておくと良いです。
また、2024年の一部の日程では車両予約が必要になるようです。訪れる際は公式サイトやfacebookアカウントを確認しておくと良いでしょう
トレッキングの準備
今回も日帰りのトレッキングということで、基本装備は日本と同じです。
主な装備品
- 登山靴
- バックパック
- レインウェア
- 食料
- 防寒具
特に日本と違う点をピックアップしてみます。
服装
ヨセミテバレーは昼夜の寒暖差が大きいので、調整しやすい服装がおすすめです。
また、7月のヨセミテバレーは最高気温30度近くなることもあり、かなり暑いです。暑さ対策としてネックゲーターや帽子を準備して、水分も十分に持っておきましょう。
冬の降水量などで大きく気温が変わるので、事前に直近の気温を調べておくことをお勧めします。
食料
ビジターセンター付近にはショップがあり、お土産以外にも水分や食料を買うことができます。とはいえ規模はそれほど大きくないので、Mariposaで事前に買い出しをしておきました。
日本のようにお弁当はないので、ハムとサラダと食パンを買ってサンドイッチを作って持って行きました。
地図(アプリ)
トレイルの情報はニュージーランドでトレッキングをした時にも使っていたAllTrailsを使っていました。ヨセミテバレー内のルートはほぼほぼ辿れると思います。
また各ルートの状況はヨセミテ国立公園のサイトで確認できるので、事前にチェックをしておくと安心です。
Upper Yosemite Falls Trails
Upper Yosemite Falls TrailsはYosemite Fallsの頂上まで往復6~7時間、1000mUPで歩く中〜上級者向けのルートになっています。ただ、道中もview pointがいくつかあるので途中まででも十分楽しむことができます。
今回は渋滞で出発時間が遅れたこともあったので、Upper Yosemite Fallのview pointまでで引き返すルート(往復3時間、300mUPほど)でトレッキングをすることにしました。
9:30ごろヨセミテバレーに到着。Upper Yosemite Falls Trailsの起点であるYosemite Falls Parkingに車を停めます。
駐車場はすでにいっぱいで、ギリギリ1台分が止めれるかどうかでした。
駐車場からすでに景色がすごいです。
駐車場の案内板を確認していざUpper Fallsへ。駐車場にトイレもあるので済ませておきましょう。(道中はトイレはありません)
トレイルの入り口。クマ情報とか恐ろしい...。ここからまずはジグザグと坂を登って行きます。200mUPほど。
この日のヨセミテバレーは記録的猛暑で35度を超えており、登りでかなり体力を消耗しました。まだ序盤は木陰があってありがたいですが、だんだんと減って行きます...。
ジグザグ道を終えると、Upper Yosemite Falls方面へ進むようになります。
振り返るとヨセミテバレーの岩壁が聳え立ちます。圧巻の景色。
スタートから50minほどで、最初のview spot であるColumbia Rockに着きます。ここからヨセミテバレーの全体を見渡すことができます。
ヨセミテバレーを象徴するハーフドームも見ることができます。どうなってんだろう。
Columbia Rockを後にして、Upper Fallsを目指してさらに登ります。
しばらく歩くと下りルートに変わるので、さらに30分ほど進んでいくと...
Yosemite Upper FallsのView pointに到着。距離はまだまだ遠いはずなのに、すごい迫力です。滝のミストも感じられます。
この辺りで少しルートの脇道に余裕があるので、滝を見ながらお昼ご飯にしました。
ここからはさらに600mUPの急な坂を登るルートになります。35度以上の暑さの中登るのはなかなかハードそうなルートです。
時間の都合で、このUpper Yosemite Fallsを折り返し地点として来た道を引き返しました。
帰り道中、リスに遭遇しました。かわいい
ヨセミテバレー周辺観光
トレッキングをしなくても、ヨセミテバレー内でも気持ちよく歩くことができます。
また、トレッキングをしなくても車でアクセスできる範囲でヨセミテバレー全体の景色を眺めることができるスポットがあります。Tunnel viewと呼ばれる場所です。
Tunnel Viewからの景色。
ヨセミテバレーが絶壁で囲まれていることがわかり、ハーフドームや、ブライダルベールの滝も見渡すことができます。
まとめ
ヨセミテバレーへのアクセスとトレッキングについてまとめてみました。
今回紹介したのはヨセミテ国立公園のほんの一部で、グレイシャーポイントや、数多くのトレッキングスポットがあります。ハイシーズンは非常に混雑するため事前に計画を立てておく必要がありますが、日本にはない圧巻の景色を楽しむことができる場所なので訪れて損はない場所だと思います。
ぜひ一度計画を立ててみるのはいかがでしょうか?